職場・一般の部が名古屋開催だったので、いってみた
全25団体、結局お昼ごはんも食べずに誰とも話すことなく、ずーっと聴いていた。
それぞれが12分の中で壮大かつ感動的なクライマックスを迎えるので
聴き終わった後はさすがにへとへと…
まるで一気に何十本もの映画を見たかのような気分で帰途についた。
しかし、さすが全国大会まで昇ってこられた団体なだけに、どの演奏もお見事!
指揮者云々よりもまず、プレイヤーのレベルがとにかく違う。
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ハーモニーもリズムもその他「全て」も見事に揃ったとき、
なんだか逆にBGMのように流れていってしまう演奏があった。
何だろう。
ここを頂点として目指していたはずなのに、
手に入れた途端するりと抜け落ちてしまう。
大編成のヨシとされる演奏とはなんだろーか、なーんて思いながら聴いていた。
大人数でやる醍醐味とは、「揃う」ことなのかな?
(という一言にしてしまうと、浅はかな気もするけれど)
とても音楽的でコンサートを聴いているみたいで楽しい!と思う演奏もあったけれど
気持ち悪い表現が見事に揃っている演奏もあった。
演奏者の身体や表情がピクリとも動かないバンドもあったけれど
ぐりんぐり〜んと激しくロ〜〜リングして吹く人もいた。
どれも上手だった。
「上手い」という共通項のもとにいろんなタイプの演奏が一同に介している。
コンクールとはこーゆーものなのか。
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サックス陣は、全体的にアグレッシブに吹く人が多かった印象。
レガートな場面でも、タンポの音がバタバタ聴こえてくることが多かった。
針の穴を突くようにタイミングを狙ってるかんじ。
「うんめぇ!」と思った人もいた。
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いろいろと勉強になった。
私は熱烈なコンクールファンにはならないと思うけど
吹奏楽は独特な世界だなぁー、となんとなーく思った。
クラシックともまた一味違うような。
地元の出場団体も、すばらしい演奏だった
このバンドがここまで立派に成長されたんだと思うと、
私までもが嬉しく感じた